今夜はパエリアにしよ

ママだって自分らしく生きていたい

イメージコンサルティングを受けたら横顔がずっと綺麗になった話

お題「#この1年の変化

 

どんな美男美女でも、たいていの人には多かれ少なかれ自分の嫌いなパーツがあるんじゃないかと思っている。私の場合はそれが横顔だった。

 

というか、そもそも私は自分の容姿が全体的に好きではなかった。何とか修正しようと思っても全然上手くいかなかった。それはなぜか。

今ならわかる。努力の仕方を完全に間違っていたからだ。無駄な時間とお金を費やしてしまった、、もっと早くにイメージコンサルティングを受ければよかった。

 

イメージコンサルティングとは、簡単に言うと自分の顔・骨格・色・デザインなどのタイプや、自分に似合うファッションやメイク、上方を教えてくれるというもの。

それは自分の好きを完全に諦めて似合うを追求する戦略ではなくて、どうやったら好きを似合うに変えられるのか、という観点だった。だからすごく嬉しかったし、納得感あったし、何より早くたくさんおしゃれしたいとワクワクした。

 

例えば、私が6年以上想っている「白地に青のストライプのシャツワンピースをストンと着たい、でも似合うものが見つからない」という欲望は諦めるように諭されたけど、自分に似合うシャツワンピやコーディネートを教えてもらった。そのコーディネートも正直めっちゃ好きだった。


そして努力の仕方が分かるだけで、大嫌いだった横顔が変わった。タイトルは少し盛った。ごめん。でも辛口の友人に「ずっと綺麗になった」と言ってもらったのは事実なので…(ごにょごにょ

とにかく孫子も言っている。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」


高校時代に戻って自分に伝えたいことがある。これから高校・大学・社会人デビューを控えている人に伝えたいことがある。自分がダサいと自覚しているならば、イメージコンサルティングを受けるのだ。話はそれからだ。


まずは私がどれだけダサい人間だったかの説明をするので聞いていただきたい。

 


田舎の中学生だった私は、全身で5色を取り入れたレインボーなカッコをしたり、母親の福袋のあまりをもらってコーデ()をしたり、初めて自分で選んだ"スカート"にドキドキしたりしていた。可愛いから許される…よね…

 

高校生に入る少し前くらいから外見の評価を徐々に気にするようになり、コンプレックスが出てきた。

太くたくましい下半身、それなのに浮き出るあばら、鼻は丸いし輪郭もゴツい。顔が…でかい…。もともと色黒の肌は更に日焼けをしていた。これは今だから知っている自分の特徴で、当時は美少女の友人と自分を比べて「なんか知らんがほんと不細工…」とへこんでいるだけだった。


うちの高校は私服もOKメイクもOKピアスもOKだった。しかし可愛い女子たちが可愛らしくなっている間、私は与えられた自由を上手く活用できなかった。


メイクは独学だった。もちろん上手くできず、元来の派手・遊び心のあるテイスト好きが間違った方向に炸裂し、派手(ケバいだけ)ならばOKだと思っていた。髪を金茶や赤にしたりしていた。ピアスを5個開けた。こら、木村カエラの真似とか絶対に外で言っちゃいけませんよ。

もちろん友達が持っている可愛いふんわりした服もメイクも似合わない。仕草も合わない。というか可愛くいようとすること自体恥ずかしい。

そんなわけで自分の容姿は嫌いだし彼氏は一瞬できたがすぐ別れた。が、高校生活は超楽しかった。それなりに好きな人がいたり、部活や友達と遊ぶこと、受験勉強に夢中で、それはそれで良かった。

 


大学生になって、クラスにも仲の良い友達ができ、たくさん遊んでたくさん勉強した。サークルにも入って、留学やバッグパックもし、なかなか充実していた学生生活だったと思う。

 

でもやっぱり容姿に自信がなかった。むしろ悪化していった。なぜなら、大学生において、容姿はさらに大きな評価軸となっていたし、外見を間違った方向に修正していたから。

これまで勉強はなまじできただけに、努力しているのに報われないことが辛かった。

 

いわゆる量産型女子の真似事をしてみたけどダメだった。エクステをつけたりまつエクやネイルもしてみたが、なんだか似合わなかった。それは太っていたからだと思っていた。(今より+8kg…なので要因のひとつではある。。)

 

服も小物も、個性的なものでごまかしていた。ただし安物。小さくてかわいい女の子にもあこがれていて、セーラー襟のついたニットや森ガール系のスカートも持ってた。ヴィヴィアンを小物で取り入れていた。セクシーな感じも好きで、赤と青のストライプの透けブラウスも持ってた。統一感もへったくれもないし、もう目も当てられない。書いてて冷や汗かいてきた。

 

外見に関して男友達から辛辣なコメントを受けたこともあり、どんどんコンプレックスが増えていき、”可愛いくなりたい”と考えていることがばれるのが恥ずかしかったから、女友達とファッションやメイクの話をするのも居心地が悪かった。そしてどんどん自分の外見が嫌いになっていった。


中でも一番嫌いだったのは、横顔。いわゆるアジア人の横顔と言われるものに近いのだけれど、顎がなんだか厚い…?

 

唯一好きだった、二重で大きいと評される目も、横から見ると腫れぼったい。そして母の目と似ているのだから、これは遺伝でもう仕方ない。あーあ美人に生まれたかったとずっと思っていた。

 


そして社会人になって、最初に配属されたのは東京での営業だった。もちろんそこでもファッション・メイクは迷子は継続していた。オフィス…カジュアル…?

 

無難なシャツにスカートなんて好きじゃない格好にお金をかけたくなかったから、服はユニクロや安物でそろえていた。似合う似合わないも分からず、洗濯しやすいか?安いか?だけで選んでいた。

 

でも少しは外見も気にしていた。せっかく東京に出てきたんだし、なんとか洗練された女に見せたかった。

当時流行だったフェザーデザインのヘアクリップをサイドに付けて出社したら(今考えたら相当ヤバイ新人)スナフキンかと突っ込まれ、流行の太い眉を試してみたら、シンプルに眉が太いと揶揄された。

 

周りのおしゃれ女子たちを見てくれ昔の自分…頼むから…内定者の集まりとかもあったじゃん…

 

 

しかし激務のストレスで、2ヶ月で8キロ痩せた。

その後、企画職として内勤になった。そこからは自分が好きな、キレイめだけど少し癖のあるデザインの服が着れるようになった。

結婚式があったので綺麗になりたいと言える大義名分ができた。体を絞ったりスキンケアをしたりして、それに伴って自己認識が少しだけマシになった。

 

が、ドレスの試着が大変だった。

これまで自分に似合うものが何なのか、考えたこともなかったので片っ端から試着をしていく。びっくりしたのだが、カラフルなふわふわレースはミリも似合わなかった。可愛い包みボタンのついた長袖ドレスも。さすがに自分でもわかる。付き添いのお姉さんも正直でいてくれてありがとう。顔に出てたよ…?

(しかし可愛い系女子が好きな旦那はふわふわ推しだった。男の似合うは二度と信じないと決めた)

 

休みを削って大量に試着した結果、今見ても似合っていると思うドレスを見つけられたのだが、これは完全に工数を大量投入した結果だった。非効率すぎてもう二度と過ちをおかしたくない。その時間で寝たかった。

 


今度は出産してファッションが迷子になった。

育児休暇を取っているときは基本的にユニクロで過ごしていた。買い物に寄ったショッピングセンターで某化粧品会社が無料のパーソナルカラー診断をやっていたので受けてみた。

 

以前美容院でスプリングと診断してもらったことがあったのだが「いやいやこの地黒でそれはないわ~www」と疑っていたのだが、ここでもやっぱり1stスプリング、2ndオータムだった。いわゆる黄みがかった色が得意なタイプ。

 

しかしお姉さんの熱心な説明とともに布を当ててもらうと、確かに肌が綺麗に見える!と嬉しくなり、そこからは明るい色を中心に服を買った。フレッシュで若々しいイメージが似合うと言われたので、メイクも明るく眉をふんわりさせた。それなりにパッと綺麗に見えるなと思っていたのだが、なんとなく違和感があった。

 

私はもともと濃い色が好きで、大人っぽくみられるのが好きで、社会人で学生に間違われて喜んでいる人の心理が全く理解できなかった。だから「いつまでも若々しいイメージ」と言われて違和感がありまくった。

もっと言うと、幼いころから地黒だと言われてきた呪いもあり、ふわっと可愛いものが似合わないと思っていたのだ。「私がこんな明るい色を着てもいいのかな…」と思い、明るすぎず黄色っぽい色でオータムよりのものを…でもでもスプリングはフレッシュなイメージなんでしょ…?と選んだものもなんだか似合わない…。

 

と、ここまで私のコンプレックス歴を書き散らしてしまったが、いよいよ本題。(こんなにコンプレックス書きちらして大丈夫かな)

 

きっかけは何だったか、骨格診断を見つけた。もともとのまじめで勤勉な性格が影響し、独学で調べてみた。有料の診断があるのは知っていたが、お金は払いたくなかった。ケチ…いや倹約家だから。

 

下半身大きいからウェーブか…?いや華奢ではないな、この骨太な体はナチュラルだなと思い、これまで好きだったぴったりした服をやめ、ダボっとしたシルエットに乗り換えた。すると今度は、なんだか太って見える。論理的にはこれで正解のはずなのに、おかしい。

 

と数か月うだうだ悩んでいたのだが、面白そうだし思い切ってプロに見てもらおう!カラーの診断楽しかったし!!ついでもメイクも教えてもらえるところが良いぞ!と探し始めた。すぐに数駅先で骨格診断+顔タイプ診断+メイクのアドバイスもしてもらえるところを見つけた。

 

結論として本当に行ってよかったし、長年感じていた「なぜ似合わない…?」の謎が解消された。ここも書きたかったが、文章量がえげつなくなるので体験レポは備忘録も兼ねて別記事に残しておこうと思う。

 

そして診断は、自分で思っていた結果と全て違っていて、自己診断の危うさを知った。そして服装や髪型、小物のアドバイスを受けた中で、一番衝撃だったのは眉毛だった。

これまで眉は太い並行眉で、パーソナルカラー診断を受けてから一層ふんわり明るい金色ナチュラル眉を目指していた私。

しかしそれは違った。眉毛はきりっと、色も赤茶で濃くはっきり、王道の美人眉なイメージで!と直してもらった。

 

ぼーっと前を見る私の横で友人が「全然違う!良いやん!」と褒めしてくれているが、ほんまかいな~と思っていた。

鏡を見ると衝撃…あんなに腫れぼったかった自分の横顔が引き締まっている…!!これまで大嫌いだった横顔が、何だが少しマシになっている、、「これまでふんわり並行太眉を目指して研究していたのは何だったんだ…」と思わず声に漏れた。

 

そのとき先生が言った言葉が、「せっかく努力するなら方向を間違えちゃわないようにしたいですよね」だった。

先生…それ私もっと早く知りたかったです。あんなに塾や通信教育にお金をかけてもらったのに、どうして美容は独学で行けると思ったのか自分よ…

 

そして、自宅に戻り洗顔する前に、この眉の形を残して置こうと思い正面・横顔の写真を撮った。そして唐突に別の友人に送った。

「てか横顔、ずっと綺麗になったな」 ♪なご~り~雪~の~。

 

その時に色々写真を見返していて、結婚式のときにしてもらったメイクも似た眉なことに気付いた。メイクさん、ナイスプレイありがとう…普段と顔が違ったのはそのおかげもあったのか。。

 

それからはYouTube様にて自分のタイプに合ったメイクの勉強をしている。アラサーになってようやく、アイシャドウやライン、チークの入れ方で横顔の印象も変わるんだと気づいた。これをみんなは10年以上前から知っていたのだろうか…

でも塾講師・家庭教師をしていた私は知っている。マンツーマン授業とDVD学習の圧倒的な費用対効果の差を…。今度は好きなブランドのメイクカウンターに行って、実際に眉やアイメイクをきちんと体系立てて教えていただきたいと思っています。真面目なので。

 

 

やっぱりまだまだ横顔が好きとまではなれないが、それでも少し努力をしてみたいと思えた。自分で鏡を見ていても、横顔は見えない。そして見えないから、見ようとしないからこそ努力をしなかったんだと気づいた。

そして、どんな女性にも似合うものがあると知った。メイク、奥深い…

 

もっと早く…と悔やんでも悔やみきれないけれど、20代のうちに知れて本当に良かった。おしゃれをするのがとても楽しい。少しずつ自分の容姿を好きになっていけている気がしていて、なんだかこっぱずかしい気もするけど、やっぱり楽しい。素敵な30代になるのが楽しみ。